雌ライオンが謎の転落死、最近「伴侶」を失う 米動物園

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ブルックフィールド動物園は雄と雌のライオンを相次いで失うこととなった/Chicago Zoological Society

ブルックフィールド動物園は雄と雌のライオンを相次いで失うこととなった/Chicago Zoological Society

(CNN) 米シカゴ市のシカゴ動物学協会は14日、市のブルックフィールド動物園で飼育されている14歳の雌ライオンが飼育場の堀の中に倒れ、死んでいるのが見つかったと報告した。

堀の中に落下し、けがを負った形跡があるという。落下した理由は不明で、動物園側は声明であらゆる側面から調べているとした。ただ、全く予想外の事態としている。

動物園によると、死んだのは「アイシス」で、強い絆で結びついていた雄ライオン「ゼンダ」を約2週間前に安楽死処分で失っていたという。当時13歳だったゼンダは老齢化に伴って体が弱まり、立ったり歩いたりするのに支障をきたしていた。

この2頭は約12年間飼われ、お互いに毛づくろいしあったり、一緒に寝たりするなど仲の良さを見せていたという。

「アイシス」は14日に死亡した/Chicago Zoological Society
「アイシス」は14日に死亡した/Chicago Zoological Society

声明によると、13日朝時点でアイシスは普段の状態を見せていた。地元のCNN系列局WTTWは関係者の話として、動き回るなどしていたとし、病気を抱えたりせず体にも問題はなかったと伝えた。

動物園職員が同日朝以降に再度様子を調べに来た際、堀の中に倒れていたのを発見。獣医が即座に手当てを懸命に施したものの負った傷が深く、安楽死処分を決断したという。

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