海岸に大量にサメ、サーファーがドローンで撮影 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州でこのほど、サーファーの男性が無人機(ドローン)で上空からビーチを撮影したところ、カメラに大量のサメが映る出来事があった。
撮影者はジェレミー・ジョンストンさん(33)。18日に同州ニュースマーナビーチを訪れた際、漁師の姿が目に入り不安を覚えたものの、天候も波の状態も良好だったことから意を決して海に入った。
しかし、すねほどの水位の場所を手こぎで進んでいたところで、大量のサメに恐れをなしボードに飛び乗る結果に。
サーフィンもそこそこに水から出てドローンを飛ばすと、動画には十数匹のサメが浅瀬に集まる様子が映っていた。
ジョンソンさんは、実際に何匹のサメがいるのかを確認して「ショックと驚きを受けた」と振り返る。「こういう映像はテレビでしか見たことがなかった。サメの襲撃が多発する場所なので、こんな映像を撮れればといつも夢見ていた」という。
ニュースマーナビーチはカマストガリザメが頻繁に出没することから、専門家の間で「サメ襲撃の首都」と呼ばれている。世界のサメ襲撃を記録している「国際サメ襲撃ファイル(ISAF)」の推計によると、この場所で泳ぐ人は全員、約3メートルの距離までサメに近づくとされる。
昨年12月には、同ビーチでサーフィンを楽しんでいた7歳の男児がボードから突き落とされたものの、無傷で済む出来事があった。この時の一部始終はボードの前方に取り付けたカメラが捉えていた。