車で観覧できる光のアトラクション、医療従事者に敬意 米ウィスコンシン州
(CNN) 米ウィスコンシン州の空港が、自宅にこもる毎日に疲れた住民のために、車の中から楽しめる無料アトラクション「フライト・オブ・ライト」を公開した。
同アトラクションは、同州マディソンにあるデーン郡地域空港で18日から始まった。200万個以上の電球を使い、ウィスコンシン州のスポーツや観光地、自然などを光で表現した6種類の装飾を配置。空港内の指定ルートを車で走行しながら観覧できるようにした。
このアトラクションは空港の宣伝を目的として、新型コロナウイルスの流行が米国で広がる前から計画され、当初は5月から公開する予定だった。
「ところが新型コロナウイルスが発生して旅行ができなくなった。そこでこれを転用して、最前線で働く医療従事者や救急隊に敬意を表することができればと考えた」と同空港の広報は説明する。
アトラクションには医療従事者や救急隊にささげる装飾が付け加えられ、「Thank you(ありがとう)」や「Hope(希望)」の文字があしらわれている。
入場した車は公開から数日で400台を超え、ツイッターには「少しだけ自宅から抜け出そうとした家族の1日をこれでしめくくった」「本当に楽しかった。これを実現してくれた努力に感謝する」など圧倒的な称賛の声が寄せられている。
公開は5月10日まで。毎晩午後7時半から11時半まで見物できる。