イスラム政党指導者の葬儀に10万人、ウイルス拡散懸念 バングラデシュ
(CNN) 新型コロナウイルス対策として自宅待機や集会禁止の措置を取っているバングラデシュで18日、イスラム政党指導者の葬儀に10万人以上が参列し、ウイルス拡散の場となった可能性が懸念されている。
葬儀は東部ブラマンバリア県で行われた。首相補佐官と地元警察報道官が参列者の推定人数を確認した。
同国では感染拡大を抑えるため、6人以上の集会が禁止されている。
イスラム政党の責任者によると、ブラマンバリアへの道は当日、周辺の地域から徒歩で葬儀に向かう参列者らで埋め尽くされた。
警察はこれを阻止できなかったため、担当者と責任者が任務から外され、原因究明に向けた調査委員会が設置された。
バングラデシュで19日までに確認された感染者は2456人、死者は91人。ただし当局者らによると、検査キットが不足しているため、実際の人数はこれより多いとみられる。