火星探査ミッションを「天問1号」と命名、数カ月内に打ち上げか 中国

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中国が自国初の火星探査機の打ち上げミッションを「天問1号」と名付けた/Illustration/Handout/Xinhua/CNSA

中国が自国初の火星探査機の打ち上げミッションを「天問1号」と名付けた/Illustration/Handout/Xinhua/CNSA

(CNN) 中国国家宇宙局(CNSA)はこのほど、同国初となる火星探査機の打ち上げミッションを「天問1号」と名付けたことを明らかにした。打ち上げミッションは数カ月内に実施する方向で作業が進んでいるという。

惑星探査計画については、中国古代の詩人、屈原の詩に由来して「天問」と名付けた。

中国は昨年11月、火星探査機の公開試験を成功させていた。火星探査機の2020年の打ち上げを目指している。

これまでのところ、火星の地表に探査車を送り込んだのは米国と旧ソ連のみ。欧州宇宙機関(ESA)とインドは探査機を火星の軌道に乗せることには成功している。

ゴビ砂漠に設置された「火星基地」から出てきた宇宙服を着た女性=2019年4月/WANG ZHAO/AFP via Getty Images
ゴビ砂漠に設置された「火星基地」から出てきた宇宙服を着た女性=2019年4月/WANG ZHAO/AFP via Getty Images

CNSAによれば、探査機は土壌や地質構造、環境、大気などを調査する。探査車は太陽光パネルや13種類の科学的機器を搭載。中国は2021年7月にも探査車を火星に送り届けたいとしている。

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