米ロの3宇宙飛行士、宇宙ステーションに到着 新型コロナで厳戒下の打ち上げ

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(左から)イワン・ワグネル、アナトリー・イワニシン、クリス・キャシディの3宇宙飛行士/Roscosmos/NASA

(左から)イワン・ワグネル、アナトリー・イワニシン、クリス・キャシディの3宇宙飛行士/Roscosmos/NASA

(CNN) ロシアと米国の宇宙飛行士3人を乗せた宇宙船「ソユーズ」が現地時間の9日早朝、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、約6時間後に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。

ソユーズにはロシアのアナトリー・イワニシン、イワン・ワグネル、米航空宇宙局(NASA)のクリス・キャシディの3宇宙飛行士が搭乗。新型コロナウイルスが世界的に流行する中、渡航制限の影響で一部の家族やマスコミ、業界関係者などは打ち上げに立ち会うことができなかった。打ち上げの関係者は全員が互いに約1.8メートルの距離を置き、マスクをしていた。

ただしそうした健康・安全対策の多くは、ISSへ向かうロケット打ち上げの際の標準的な措置だった。

NASAは以前から、風邪やインフルエンザなどが宇宙へ持ち込まれるのを防ぐため、出発前の宇宙飛行士に2週間の隔離を義務付けている。これは有人飛行計画の当初からの懸念だった。

宇宙飛行士は今回、隔離前から米疾病対策センター(CDC)の新型コロナウイルスに関する勧告に従っていた。NASAもロシアのロスコスモスも、通常通り宇宙飛行士を2週間隔離させたとしている。

これまでISSに滞在していたロシアのオレグ・スクリポチカ宇宙飛行士と、NASAのジェシカ・メイア、アンドリュー・モーガンの両宇宙飛行士は17日に地球に帰還する。

スクリポチカ、メイア両宇宙飛行士の地球帰還は半年ぶり、モーガン宇宙飛行士は8カ月ぶり。3人が地球を離れた時、まだ新型コロナウイルスのパンデミックは起きていなかった。

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