疲れ顔のフクロウに踊るクマ、「コメディー野生動物写真賞」の優秀作公開
(CNN) 両手を空中に投げ出して「踊る」アラスカヒグマから、疲れた顔でウインクを送るロッキースズメフクロウまで――。今年の「コメディー野生動物写真賞」にエントリーされた写真の中から優秀作が公開された。何より笑いが必要な今、動物たちのユーモラスな姿に明るい気持ちになるのは確実だ。
同賞は今年で6年目。エントリーの締め切りは6月30日だが、賞の創設者は今回、現時点での優秀作を公開する決定を下した。
賞には真剣な側面もある。共同創設者でプロの写真家でもあるポール・ジョインソン・ヒックスさんとトム・スラムさんは、野生動物や生息地の保護促進につなげたい考えだ。
スラムさんは声明で、「現時点で既にこんなに多くの有力作品が集まっていることに興奮している」と説明。「世界は未曽有の激変を経験しているが、唯一明るい材料はロックダウン(都市封鎖)によって気候に良い影響があったことだ」と述べた。
ただ、現在は多くの保護活動が資金難に直面しているといい、スラムさんは「私たちの賞の存在意義は啓発を続け、人々の笑顔を保ち、願わくば世界の野生動物を助けることだ」と強調している。