インド・ムンバイにフラミンゴの大群、飛来数の最多更新か

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都市封鎖中のムンバイに、過去最多に迫る数のフラミンゴが押し寄せている/Indranil Mukherjee/AFP/Getty Images

都市封鎖中のムンバイに、過去最多に迫る数のフラミンゴが押し寄せている/Indranil Mukherjee/AFP/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)が行われているインド西部のムンバイに数万羽のフラミンゴが飛来し、人の気配の消えた水場で群れを作っている。

フラミンゴを観察する地元の自然史学会の幹部によると、従来フラミンゴがえさを求めて同市にわたってくるのは9月から5月の終わりにかけて。昨年確認した数は過去最多となる13万4000羽だった。

今年は3月25日のロックダウン開始前ですでに12万5000羽に達しており、5月末には記録を更新する見通しだ。

/Indranil Mukherjee/AFP/Getty Images
通常よりも多くのフラミンゴがムンバイに飛来している/Indranil Mukherjee/AFP/Getty Images

注目を集めているのはその数ばかりではない。フラミンゴの活動範囲が湿地帯にも広がるなど、従来にない現象も起きていると前出の幹部は指摘。人間による環境への負荷が取り除かれた結果、ムンバイにおける湿地帯の重要性を認識できるようになったと語る。

人の出歩かなくなった市街地に好奇心旺盛な動物が姿を見せる事例は現在世界中で報告されているが、インドの状況はとりわけ注目を集める。同国の都市部は普段なら人でごった返しており、汚染のレベルも高いためだ。

/Hemanshi Kamani/Reuters
鳥たちは都市封鎖による恩恵を受けている/Hemanshi Kamani/Reuters

ムンバイ以外では首都ニューデリーの市街地にサルが大挙して押し寄せたほか、ガンジス川でもイルカが泳ぐ姿が数年ぶりに目撃された。

インド国内のロックダウンは当初、4月14日に解除の予定だったが、今月3日まで延長された。4月22日以降は、感染者の少ない一部の州で封鎖措置の緩和も行われているが、交通機関は依然として操業を停止している。

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