メスに死なれた孤独なカワウソ、「出会い系サイト」で新パートナー発見

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つがいのメスを失ったオスのコツメカワウソがこのほど、専用の出会い系サイトを通じて新しいパートナーと出会う出来事があった/Cornish Seal Sanctuary

つがいのメスを失ったオスのコツメカワウソがこのほど、専用の出会い系サイトを通じて新しいパートナーと出会う出来事があった/Cornish Seal Sanctuary

(CNN) 英イングランドにあるカワウソの保護施設が、つがいのメスを失ったオスのコツメカワウソのために専用の出会い系サイトを開設し、新しいパートナーとの出会いを演出した。

イングランド・コーンウェルの保護施設で暮らす10歳のオスの「ハリス」は、つがいだったメスの「アプリコット」が16歳で死に、4年ぶりに独りぼっちになった。

そこで職員は新しいパートナーを探すため、ハリス専用の出会い系サイトを開設。「私はとても思いやりがあって抱っこが大好き、それにとても聞き上手です」「ほかのどんなカワウソよりもあなたを愛します」とハリスの魅力をアピールした。

ハリスは2016年、英ウェールズの動物園から同施設にやって来た。「ハリスはパートナーのアプリコットを溺愛(できあい)していたので、アプリコットが亡くなってからの数週間は、打ちひしがれた様子だった」。飼育係のタマラ・クーパーさんはそう振り返る。

幸運なことに、イングランド・スカボローの保護施設に、つがいのオスを失ったばかりのメスのカワウソ「パンプキン」がいることが分かった。

ハリス専用の「出会い系サイト」/Cornish Seal Sanctuary
ハリス専用の「出会い系サイト」/Cornish Seal Sanctuary

カワウソ同士のお見合いは、やや神経を使うこともあり、困難も伴う。それでも両施設は、ハリスをパンプキンの生息場所に連れて行って様子を見ることにした。

スカボローの飼育係トッド・ジャーマンさんは、「パンプキンはものすごく寂しがっていたので、ハリスが来てくれることになってうれしい」と話す。

クーパーさんも、「ハリスがいなくなるのはとても寂しいけれど、定期的に連絡を取り合って、ハリスとパンプキンがうまくいく様子を見届けたい」と期待を寄せている。

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