山中でクーガーと対面、6分かけて無事に撤退 米男性
(CNN) 米ユタ州の男性がこのほど、山中でクーガーと対面し、6分間にわたってあとをつけられたが、無事に逃げ切った出来事があった。
カイル・バージェスさんが地元メディアに語ったところによれば、ボブキャットだと思って撮影を始めたものの、つけられているのが雌のクーガーだったことがわかったという。
撮影された動画にはバージェスさんが渓谷の道で小さな猫に近づいて行ったところ、どこからともなく母親のクーガーが飛び出してきた。バージェスさんはクーガーにいくつか言葉をぶつけた後、逆の方向に歩き出した。そして、クーガーが逃げ去ってくれることを期待して、うなったり叫んだりした。
興奮したクーガーはそれでもバージェスさんのあとを6分間にわたって追跡してきた。バージェスさんはその間、クーガーに向かって叫んだりうなったりした。
クーガーが突進したりうなり声をあげたりしてもバージェスさんは背中を見せることはなかった。最終的に、バージェスさんが石を投げつけると、クーガーは走って行ってしまった。
ユタ州の野生生物資源当局はフェイスブックにバージェスさんの動画を投稿し、「ユタ州はクーガーの国!」と警戒を呼び掛けた。クーガーはユタ州では保護の対象で、普段はおとなしい。