「殺人スズメバチ」の巣を発見、米国で初か ワシントン州

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米ワシントン州で「殺人スズメバチ」の異名をとるオオスズメバチの巣が見つかった/Karla Salp/Washington State Department of Agriculture via AP

米ワシントン州で「殺人スズメバチ」の異名をとるオオスズメバチの巣が見つかった/Karla Salp/Washington State Department of Agriculture via AP

(CNN) 米ワシントン州農務省(WSDA)の研究者は22日、同州ブレーンの土地で、「殺人スズメバチ」の異名で知られるオオスズメバチの巣を発見した。米国でオオスズメバチの巣が発見されたのは初とみられている。

WSDAの研究チームはまず、新しいわなを使ってオオスズメバチを捕獲し、それぞれの個体に無線追跡装置を装着した。これを手がかりに調査を進めたところ、私有地に立つ木の空洞の中に巣があるのを発見。WSDAのメンバーは、数十匹のオオスズメバチが木に出入りするのを目撃した。

オオスズメバチは米国では侵略的外来種に当たり、昨年12月にワシントン州で初めて発見された。世界最大のスズメバチとされ、ミツバチなどの昆虫を餌にする。少数のオオスズメバチの群れであっても、数時間のうちにミツバチの巣を全滅させる能力を持つという。

通常は地中に巣をつくるが、枯れた木の中に生息している場合もある。

WSDAによると、私有地の所有者からは巣の駆除を認められ、必要なら木ごと除去しても良いとの許可を得た。WSDAは現地時間24日に木を取り除く予定。

ワシントン州ではWSDAが各地に罠を仕掛けるとともに、昆虫学者も目撃情報を追跡して、巣の発見と駆除に取り組んでいる。

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