空飛ぶサンタが電線に引っかかる、消防が救出 米
(CNN) 米カリフォルニア州サクラメント郡で、サンタクロースに扮した男性がそりの代わりにハンググライダーのような軽量機に乗って子どもたちにプレゼントを配っていたところ、電線に引っかかって身動きできなくなるハプニングに見舞われた。
サンタの男性は同州サクラメント郡リオリンダで20日、電線に引っかかって宙づり状態になっていたところを救出された。
消防局によると、男性は当局に事情を聴かれ、地元の子どもたちにキャンディーを配っていたと話している。
しかしこのサンタにはトナカイがいなかった。そこで「超軽量」のレクリエーション機を使ってプレゼントを配っていたという。同機は小型モーターとファンによって推力を得つつ、パラシュートで風をとらえて飛び続ける仕組みだった。
こうしたレクリエーション機は飛行計画を報告する必要がないことから、同機がどうやってここまでたどり着いたのかは不明だが、飛行中にサンタの「そり」と大型パラシュートが電線に引っかかった。
カリフォルニア州ハイウェイパトロール隊と消防隊が現場に到着した時は、電線から同機が垂れ下がった状態だった。サンタはシートベルトを着用していたため、地面に落下する心配はなかった。
We are happy to report #Santa is uninjured and will be ready for #Christmas next week, but perhaps with a new sleigh! pic.twitter.com/muYQex4zYU
— Metro Fire of Sacramento (@metrofirepio) December 20, 2020
電力会社が送電をストップした後、サンタは無事救助され、救助隊が到着してから1時間以内に、はしご車を使って地面に降ろされた。電線に絡まっている間も救助作業中も、サンタにけがはなかった。
消防局は、近くの空港でちょっとした航空機事故に出動することはあっても、サンタを救助したのは初めてだったと話している。