43日間行方不明の犬、家族と再会 穀物サイロから救助 米
(CNN) 米ミシガン州でこのほど、43日間行方不明になっていた犬が家族と再会を果たす出来事があった。
同州ケント郡の動物保護施設によれば、スプリンガー・スパニエル種の「ミロ」は43日間にわたって行方不明となっていた。最後に目撃されたのは2月上旬だったが、その後、約2週間にわたって状況は動かなかった。
ミロの飼い主が住む場所から約32キロ離れたサンドレーク市の住人は数日間にわたって犬のほえ声を耳にしていたが、その後、古いバンカー型の穀物サイロで立ち往生しているミロが発見されたという。
ミロは高さ約3メートルの壁によってサイロから抜け出せなくなっていた。そこで、住民が動物管理局員に連絡し、住民も手伝ってロープを使いミロを安全に引っ張り上げた。
![ミロは体重が約15キロ減少したが、猛烈な寒さを生き抜いた/From Kent County Animal Shelter/Facebook](/storage/2021/02/24/2c3d1e2f54560237ae94b8e61974f8e2/01-missing-dog-grain-silo-super-169.jpg)
ミロは体重が約15キロ減少したが、猛烈な寒さを生き抜いた/From Kent County Animal Shelter/Facebook
行方不明のペットの捜索を手伝う地元団体「ロスト・ポーズ」が近くの町の家族が1月8日に行った投稿に気が付いた。家族はサイロから救出した犬とよく似た犬を探していた。これがミロの飼い主を見つける決め手となった。
ミロは飼い主の元に戻ったとき、約15キロ体重が落ちていたが、猛烈な寒さを生き抜いたミロは飼い主の家族をすぐに認識した。保護施設は再会の様子を「全員からたくさんの涙が流れた」と振り返った。