「エルサ」「オラフ」の上陸も? 「アナ雪」キャラクターがハリケーン名称に
(CNN) ハリケーンのシーズン到来まであと3カ月。今年はディズニーの人気アニメ映画「アナと雪の女王」の登場キャラクターにちなみ、「アナ」ハリケーンや「エルサ」ハリケーンが米国に上陸するかもしれない。
米国に接近する大西洋ハリケーンのシーズンは、公式には6月1日~11月30日まで、東部太平洋ハリケーンのシーズンは5月15日~11月30日までとされる。
しかし直近の6年間は6月1日よりも前に、大西洋で名前の付いた熱帯低気圧やハリケーンが発生。このため米国立ハリケーンセンターは、大西洋の熱帯低気圧に関する定例の気象情報を、東部太平洋ハリケーンと同じ5月15日から発表することにしている。
大西洋ハリケーンに関して2020年は記録的な年だった。名前の付いた熱帯低気圧は30個と観測史上最も多く、米国への上陸数も12個と過去最多だった。
国立ハリケーンセンターは前もって準備していたアルファベット順の名前を使い果たし、ギリシャ文字のアルファベットを使う必要に迫られた。熱帯低気圧の名前が足りなくなったのは、観測史上、2005年と2020年の2回だけだった。
2021年は大西洋で発生する熱帯低気圧やハリケーンの名前として、「アナ」「エルサ」などの名が用意されている。ハリケーンには男性名と女性名がアルファベット順に交互に付けられる。
一方、東部太平洋ハリケーンの名称候補には「オラフ」の名がある。オラフは米南西部の州に上陸する可能性があり、アナやエルサは大西洋沿岸部やメキシコ湾に面した州に上陸する可能性がある。ただしアルファベットの順番が離れているため、この3つのハリケーンが同時に発生することはなさそうだ。
東部太平洋ハリケーンの名称候補リスト。「オラフ」の名前も見える/CNN Weather