91歳の警官が健在、引退の予定なし 米アーカンソー州
(CNN) 米アーカンソー州にある小さな町カムデンに56年間働き続ける91歳の「名物」保安官補がいる。来月に92歳の誕生日を迎えるが、「神がそうせよと命じるまで」引退しないと意気軒高だ。
LC・スミスさんは保安官事務所で46年間働いた後、一度は引退した。しかし、数カ月後には復職。保安官補の仕事が恋しくなったためだった。
同事務所によると、町民は誰でもスミスさんを知っており、見かけると立ちどまり、話を交わす間柄ともなっている。
警官になったのは1960年代。警官であることで感じ取られる刺激を愛していると語っている。
今やカムデンの年1回のお祭りに欠かせないキャラクターともなっているが、普段は裁判所の廷吏役や町内の見回りなどを務める他、無線を通じた出動命令にも応じる職務をこなしている。
保安官事務所の訓練の調整担当者は、スミスさんの警官としての長年の経験と町内を知り尽くしていることが役立っているとたたえている。
1週間のうち3日間は非番となっており、好きな教会の行事に参加したり、女性の友人と共に過ごしていたりしているという。