逆立ちするマダラスカンクは7種類いた――DNA解析で判明 米研究

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DNA解析の結果から、従来より多くの種がいることが分かったマダラスカンク/courtesy Robby Fleischman

DNA解析の結果から、従来より多くの種がいることが分かったマダラスカンク/courtesy Robby Fleischman

(CNN) 逆立ちして天敵を威嚇する姿で知られる「マダラスカンク」は、実は4種類ではなく7種類いた――。米シカゴにあるフィールド博物館の研究チームが1日の学術誌にそんな研究論文を発表した。

マダラスカンクは北米に生息する肉食哺乳類で、よく見かけるシマスカンクよりも体は小さい。天敵に遭遇すると、後ろ足を蹴り上げて逆立ちの姿勢を取る。

「ストレスを与えると前足で立ち、後ろ足を蹴り上げて、尾を膨らませ、天敵に向かって歩くこともできる。そうすることで自分を大きく、恐ろしく見せようとする」。論文を発表したフィールド博物館のアダム・ファーガソン氏はそう解説する。

このスカンクは一般的に、4本足で立った状態に戻って悪臭を放つ液体を噴射する。体は小さくても戦いから退いたりはしない。

2013年に発表された研究論文には、セイブマダラスカンクがシカの死骸をめぐって逆立ちした姿勢でピューマに立ち向かう動画が添えられていた。ちなみにマダラスカンクの体重は一般的に900グラムに満たない。

都会でも見かけるシマスカンクと違って、マダラスカンクは都会から離れた山奥などに住むことが多く、人目に付くことはあまりない。

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