![死んだ、もしくは死にかけた大量のニシンの写真は、ノルウェーの写真家が撮影。漁船のオーナーを相手取った訴訟で証拠として提出された/Audun Rikardsen/Wildlife Photographer of the Year](/storage/2021/09/02/f4dcdde20cd0437c1a935c33ea7a1add/35176119_002.jpg)
写真特集:「野生動物写真家大賞」、高評価の作品を見る
死んだ、もしくは死にかけた大量のニシンの写真は、ノルウェーの写真家が撮影。漁船のオーナーを相手取った訴訟で証拠として提出された/Audun Rikardsen/Wildlife Photographer of the Year
(CNN) 玄関口をフレームに撮影されたスペインオオヤマネコ、激しい川の流れの中を泳ぐチーター、鼻口部から大量に血を滴らせた雌ライオン――。今年の野生動物写真家大賞に応募された作品のうち、特にお薦めの写真が発表された。
英ロンドン自然史博物館が主催する同賞は今年で57回目を迎える。過去最多となった応募作品の中から、「高く評価される」写真が8月31日夕に公開された。
ロズ・キッドマン・コックス審査委員長は声明で、「応募作の全体的なクオリティーの高さには驚かされた」と明かした。
その理由については、「この1年は旅行の計画が軒並み中止になり、写真家たちはこれまで以上に時間をかけて賞に応募する珠玉の作品を選んだようだ。その結果、思考を刺激しつつ、この暗い時代にあって自然の喜びと不思議を思い出させてくれる写真が集まった」と説明している。
声明によると、今年は95カ国から5万点の応募があり、業界の専門家が「創造性、オリジナリティー、技術的な秀逸さ」を基準に選考を行った。
各部門の受賞作は10月12日に発表され、同月15日から来年6月5日の日程で開催予定の展覧会で展示される。