2700年前の「贅沢」なトイレ、王族の邸宅跡で発見 エルサレム

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汚物槽からは大量の陶器や動物の骨を発掘した/Yoli Schwartz/Courtesy IAA

汚物槽からは大量の陶器や動物の骨を発掘した/Yoli Schwartz/Courtesy IAA

「実際、富裕層しかトイレを所有する余裕はなかった」とし、「1000年後にはミシュナとタルムードが、富豪を定義するさまざまな基準を提起しており、ラビ(ユダヤ教聖職者)のヨッシは、金持ちであることは自分の机の隣にトイレを持つことと提言している」と説明した。

ミシュナは口伝されたユダヤ律法を成文化した初期の法典で、タルムードは古代の教義を集成したもの。またラビのヨッシはミシュナの中でもっとも有名な聖職者の一人とされる。

IAAによると、トイレの下に位置する汚物槽には大量の陶片と動物骨が入っており、埋土とともに回収された。

こうした物質の研究により、古代の生活や食事、疾病についての理解の増進につながる可能性があるという。

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