人類のタバコ使用は1万2000年以上前から、石器時代の遺跡で種が出土
タバコの種にニコチンは含まれていない。しかし種の存在は、当時の人類が中毒作用のある葉や茎を扱っていたことをうかがわせる。
タバコは恐らく植物繊維を丸めたものをかんだり吸ったりしていたと思われ、種は火の中に吐き出していたと研究者は推測する。こうした繊維の塊は、この地域の洞窟から見つかっている。
これまでは喫煙パイプに残っていたニコチンの痕跡から、北米で最も早くタバコが使われたのは3000年前ごろと推定されていた。
しかし今回の発見によって、人類がその何千年も前からタバコを使っていたらしいことが判明。農耕が始まるずっと前から、人類は自分たちにとって役に立つ植物で「遊んでいた」らしいとデューク氏は推測している。