900年前の十字軍の剣、スキューバダイバーが発見 イスラエル沖
十字軍は1096年から13世紀後半にかけて西欧キリスト教諸国が実施した軍事遠征で、イスラム教徒による領土拡張戦争が数世紀続いた後、聖地奪還を目指して行われた。
IAA盗難防止部門の調査官によると、剣の保存状態は完璧で希少な発見といえる。海洋生物に覆われた状態で発見されたものの、おそらく鉄製とみられるという。
この調査官はCNNに対し、剣の保存状態が良かったのは、酸素のない砂の奥深くに埋まっていたためだとの見方を示した。
今後付着した石や貝殻が取り除かれる見込み/Ariel Schalit/AP
この地域の海岸線には、古代の船の避難場所となっていた自然の入り江が数多くある。当時は商船が集まっていたことから、考古学的発見物が大量に眠っている可能性があるという。