干ばつで干上がったヨセミテ滝、記録的豪雨で復活 米カリフォルニア州

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米カリフォルニア州の大雨により、米ヨセミテ国立公園の滝が復活した/Webcam: Yosemite Conservancy at yosemite.org

米カリフォルニア州の大雨により、米ヨセミテ国立公園の滝が復活した/Webcam: Yosemite Conservancy at yosemite.org

(CNN) 米ヨセミテ国立公園の観光名所として知られる「ヨセミテ滝」の大瀑布(ばくふ)が、カリフォルニア州を襲った記録的な豪雨によって復活した。滝はこの夏の極端な干ばつのために姿を消していた。

ヨセミテ国立公園のウェブカメラ映像によると、ヨセミテ滝(高さ約740メートル)は水が枯れて壮大な岸壁がむき出しの状態になっていたが、4日後の25日に滝の流れが復活した。

米国立気象局(NWS)カリフォルニア支部のジェラルド・メドウズ氏によると、ヨセミテ国立公園の一帯は24~25日にかけ、約178ミリの大雨に見舞われていた。

猛烈な豪雨をもたらしたのは、「大気の川」と呼ばれる現象と、「爆弾サイクロン」と呼ばれる低気圧が重なったためだった。

この影響でシエラ山脈一帯では今シーズン初の大雪を観測。カリフォルニア州中部から北部にかけての沿岸部や低地は大雨に見舞われた。

公園管理局は25日のフェイスブックで「すごい嵐だった。ヨセミテ峡谷では過去36時間で6インチ(約152ミリ)以上の雨が降った」と報告。「標高が高い場所では数フィートの雪が降ったと思われる。嵐の間ずっと降雪量が多かったために、河川の水位が大幅に上昇した」と伝えている。

メドウズ氏はヨセミテ滝について、「滝を流れ落ちる水を見るのは久しぶりだった」と振り返る。通常、ヨセミテ滝の水量は積雪によって増加するが、昨年は積雪量が少なかったため、例年であれば6~7月まで続く滝の流れが「3~4月に縮小してしまった」という。

滝がよく流れるようになったのは、乾燥した地面にしみ込む雨の量が非常に少ないことも一因だと同氏は指摘、「滝は11~12月に入ると再び干上がってしまうかもしれない」と予想している。

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