地球外の惑星で初、悪天候によるフライト延期が発生 火星ヘリ

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重さ1.8キロのインジェニュイティはこれまで火星の春と夏に飛行してきた/NASA/JPL

重さ1.8キロのインジェニュイティはこれまで火星の春と夏に飛行してきた/NASA/JPL

火星では秋の到来は「塵(ちり)の季節」として知られる。大気中に巻き上げられる塵の量が全球規模で増え、冬の終わりまでその状態が続くためだ。

塵は火星探査機にとって最大の脅威となる。探査車「オポチュニティー」は2019年、惑星を覆い尽くす砂嵐の影響で電池が消耗して充電も妨げられ、15年間続いた旅の終わりを余儀なくされた。

大気中の塵は、インジェニュイティのような探査機の太陽光パネルに届く日照量を減少させる可能性がある。巻き上げられた塵は太陽によって暖められ、大気の温暖化や空気密度のさらなる低下につながる。

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