国内線が緊急着陸、機内にヘビが見つかる マレーシア
(CNN) マレーシアの格安航空エアアジアの国内便が、機内で見つかったヘビのために緊急着陸していたことが分かった。
エアアジアが確認したところによると、10日に首都クアラルンプールからボルネオ島北東部のタワウへ向かっていた便の機内で、複数の乗客がヘビに気付いた。
ソーシャルメディアには、機内の照明器具の間を通り抜けるヘビの画像が投稿された。
エアアジアの安全責任者はCNN Travelへのメールで、「非常にまれなケースだが、時としてどの機体にも起こり得ることだ」と説明した。
報告を受けたパイロットは飛行ルートを変更し、ボルネオ島北西部のクチンに緊急着陸した。ヘビはくん煙剤で駆除されたとみられ、同便はただちに目的地へ向かったという。
同責任者は、乗員や乗客が危険にさらされる場面はなかったと強調した。
旅客機にヘビが入り込んだ例としては、2012年にエジプト航空機内で、爬虫(はちゅう)類店を営む乗客が隠し持っていたコブラにかまれる騒ぎがあった。
16年には、オーストラリア旅行からスコットランドへ帰国した女性の荷物から、靴の中に入り込んだヘビが見つかった。ヘビはグラスゴーの空港で捕獲、隔離され、幸い毒を持たない種類だったことが分かった。
06年の米映画「スネーク・フライト」では、機内で多数の毒ヘビが放たれるという設定のパニックが描かれた。