試合に3分遅刻したパラ選手、金メダルはく奪

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マレーシアのムハンマド・ジヤド・ゾルケフリ=8月31日、東京/PHILIP FONG/AFP/Getty Images

マレーシアのムハンマド・ジヤド・ゾルケフリ=8月31日、東京/PHILIP FONG/AFP/Getty Images

(CNN) 東京パラリンピックの男子砲丸投げで優勝したムハンマド・ジヤド・ゾルケフリ(マレーシア)が、試合開始時間に3分遅れたとして、金メダルをはく奪された。

問題の試合は8月31日に行われた男子砲丸投げ(知的障害F20)決勝。

国際パラリンピック委員会(IPC)の報道官によると、ゾルケフリら遅刻した3選手は当初、「遅刻する合理的な理由があった可能性がある」との判断から出場を許可された。

しかし世界パラ陸上競技連盟の声明によると、審判はその後、選手らが時間通りに現れなかった「正当な理由はない」との結論を下したという。

ツイッター上ではゾルケフリの名前がトレンド入りし、一部のユーザーからメダルはく奪を嘆く声が上がった。

ユーザーの1人は「あなたはベストを尽くした。謝る必要はない。もっと強くなって復活を果たして」とツイート。「ジヤド・ゾルケフリにとって本当に悲痛なことだ」と書き込むユーザーもいた。

他のユーザーは、ゾルフケリの失格で金メダルを獲得したウクライナのマクシム・コバルに怒りの矛先を向けた。

こうしたコメントについて、IPC報道官は「ばかげている。今回の決定に不満を持つことはできるが、現在ソーシャルメディアで見られるのは男子砲丸投げF20の試合とは関係ないコメントばかりだ」と述べた。

そのうえで「規則は規則だ。決定は既に下されており、ウクライナの選手の過ちではない。マレーシア選手は遅刻した」「ソーシャルメディアでこうした罵倒が起きるのは本当に残念だ」としている。

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