脚が逆に曲がって生まれたキリン、装具装着で一命取り留める 米
(CNN) 米国でこのほど、脚が逆向きに曲がる障害を持って生まれてきたキリンが、装具の装着処置を受ける出来事があった。命に関わる障害だったが、医師らのおかげで無事歩けるようになった。
このキリンは米カリフォルニア州サンディエゴの動物園で暮らす生後3カ月の「ムシツニ」。脚が逆向きに曲がる障害を抱えて生まれ、命が危ぶまれる状況だった。
サンディエゴ動物園・野生動物同盟によると、当初はきちんと歩くことも、立ち上がることもできなかったという。
そこで、ムシツニは特別製のキリン向け矯正装具を装着する処置を受けた。
クリニックの義肢装具士は「私の30年のキャリアで動物に装具装着を行ったのは初めて」と振り返る。
その後装具は取り外され、今では脚が正常な位置にある。ムシツニは同動物園のサファリパークで暮らす他の群れの中に放されたという。