19世紀に貯水池に消えた英ウェールズの村、干ばつで姿を現す
ロンドン(CNN) 伝説の島「アトランティス」と違って、水中に沈んでいた19世紀の英国ウェールズのとある村の遺跡が干ばつによって姿を現した。
ウェールズ・ポーイスにあるビルンウィ湖の水位が下がり、ランウッディーン村の遺跡が出現した。
ランウッディーン村の遺跡が最後に目にされたのは1976年の干ばつ時だったと地元メディアは報じている。
英国ではここ数週間、全土で記録的な高温が続き、多くの河川や貯水池と同様にビルンウィ湖の水位も下がった。
英気象庁によると、先月18日にフリントシャー郡の北東部でウェールズの過去最高となる気温が観測され、ビルンウィ湖から約72キロの地点では気温が37.1度に達したという。
写真家のフィル・ブラッグ氏がCNNに語ったところによると、村の一部は1週間前から現れ始めた。ウェールズ中央部に28年間住み、何度も同湖を訪れている同氏は雨が降る直前まで待ち、ビルンウィ湖の水が最も少なくなった13日に廃虚を撮影した。