ウクライナ軍兵士の訓練、増加へ 英国防相
(CNN) 英国のウォレス国防相は14日までに、同国が関与するウクライナ軍兵士の訓練について当初の予定より多い兵士を対象にする方向にあることを明らかにした。
デンマーク・コペンハーゲンで先に開かれたウクライナへの軍事支援に関する国際会議に出席後の会見で述べた。
当初は今年10月までに兵士計1万人の訓練を想定していた。ウォレス国防相は訓練計画の拡大の可能性を問われ、「現段階でその数字を実際に上回ることに尽力している」と指摘。「より多い兵士を、より長い期間で訓練するだろう」とした。
同国際会議での成果にも触れ、より多数の国家が英国のウクライナ軍への訓練計画を支えるとの確認を得たとも説明。この計画のためにスウェーデン、ノルウェー、デンマークやフィンランドの北欧諸国が兵士を英国へ派遣することになったと述べた。
ウクライナを助ける国際社会の行動は上昇の軌道にあり、支援疲れはないとも主張。半年前には基本的な携帯用武器や兵士の訓練は挑発とみなされないのかの議論で始まっていた支援が今や供与する固定翼航空機の機数や高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」の数などの話し合いに変化していると述べた。