難民少女の巨大な操り人形「リトル・アマル」がNYに登場

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人々に見守られながら歩く操り人形「リトル・アマル」=16日、米ニューヨーク市のタイムズスクエア/Arturo Holmes/Getty Images

人々に見守られながら歩く操り人形「リトル・アマル」=16日、米ニューヨーク市のタイムズスクエア/Arturo Holmes/Getty Images

(CNN) 「リトル・アマル」という名の巨大なパペット(操り人形)が、米ニューヨーク市内にお目見えした。シリア難民の10歳の少女がおじを捜しているという設定で、難民への理解を呼び掛けるプロジェクトの一環だ。

パペットは身長約3.7メートル。名前の「アマル」はアラビア語で希望を意味する。

これまでバチカンでローマ教皇と対面し、ギリシャでデモ隊に遭遇し、フランスのパリではエッフェル塔の横でポーズを取るなど、欧州各地を訪れて注目を集めてきた。

セントポール大聖堂に到着したリトル・アマル=2021年10月23日、英ロンドン/Hollie Adams/Getty Images
セントポール大聖堂に到着したリトル・アマル=2021年10月23日、英ロンドン/Hollie Adams/Getty Images

ニューヨークには先月14日にやって来た。同市には最近、テキサス州からバスで送り込まれた移民が続々と到着している。

プロジェクトを率いる英企業ザ・ウォーク・プロダクションの芸術監督、アミル・ニザル・ズアビ氏はCNNとのインタビューで、市民からの歓迎の気持ちが、支援や思いやりを必要とする実在の人々にも向けられることを期待していると語った。

同氏はまた、難民の半分は子どもたちだという事実が忘れられていると指摘。難民や移民の子ども、大人の同伴者がいない未成年者らの存在は見過ごされがちだが、社会の中で目に見える存在にすることが、プロジェクトの大きな目的だと述べた。

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