9歳少女、古代の巨大ザメ「メガロドン」の歯を発見
(CNN) 米メリーランド州の住む9歳の少女がクリスマスの日に古代の巨大ザメ「メガロドン」の歯を発見する出来事があった。
約12.7センチの巨大な歯をビーチで発見したのは、同州フレデリック在住のモリー・サンプソンさん。
モリーさんはCNNの取材に対し、父親の化石好きに触発されて、何年にもわたって同州のビーチで化石探しを行っていたと語った。
母親のアリシアさんによれば、モリーさんは昔から屋外で過ごすことを好み、宝探しが大好き。同州のカルバートクリフ州立公園は化石が見つかることで、よく知られているという。
古代の巨大ザメ「メガロドン」の歯/Alicia Sampson
モリーさんは両親に対して、サメの歯やその他の化石を探すことができるよう、クリスマスにウェーダー(胴長)をお願いした。モリーさんは新しい装備を身に着けると午前9時半に古代の捕食者の化石を探そうと出発した。
モリーさんは「何か大きなものが見えた。サメの歯のようだった。ひざくらいまで水につかっていた」と語った。歯の大きさが分かったときにはびっくりし、「とても興奮して驚いた」と振り返った。
サンプソンさん一家が化石を地元の博物館に持ち込んだところ、古生物学の学芸員スティーブン・ゴッドフリーさんが化石はメガロドンのものだと確認した。
ゴッドフリーさんはCNNの取材に対し、今回モリーさんが発見したような大きさのメガロドンの歯はたいてい、カルバートクリフでは年に5個か6個しか見つからないと述べた。「一生かかってもモリーさんが発見した大きさの歯を見つけられない人もいる。人生に一度の発見だ」