豪で発見の化石、空飛ぶ巨大爬虫類「翼竜」と判明 1億700万年前に生息
今回調べた標本は、1980年代にビクトリア博物館調査研究所の古生物学者がダイナソーコーブで行った発掘で発見された。
論文を発表したカーティン大学のアデル・ペントランド氏はCNNの取材に対し、この巨大生物は白亜紀(1億4500万年~6600万年前)の過酷な環境の中で、オーストラリアの空を飛んでいたと解説。「当時のオーストリアは今よりもっと南にあった」と話し、2つの標本が発掘された場所は当時、南極圏だったはずだと言い添えた。
オーストラリアで1980年以来、発見された翼竜の化石は、4種類の25体に満たない。一方、ブラジルやアルゼンチンでは100体以上の化石が発掘されているという。