フラミンゴの同性カップルにひな誕生、子育ても一緒に 英動物園

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2羽のオスのフラミンゴ「アーサー」と「カーティス」が一緒に卵を孵化させることに成功した=英イングランド南西部ペイントン動物園/Wild Planet Trust

2羽のオスのフラミンゴ「アーサー」と「カーティス」が一緒に卵を孵化させることに成功した=英イングランド南西部ペイントン動物園/Wild Planet Trust

(CNN) 英イングランドの動物園で、2018年以来初めて誕生したチリーフラミンゴのひな7羽が一般公開されている。そのうちの1羽は、オスの「アーサー」と「カーティス」の同性カップルが一緒に卵を温めて孵化(ふか)させた。同動物園では初めてだった。

フラミンゴのひなが誕生したのはイングランド南西部のペイントン動物園。オス同士のカップルはこれまでにも数組いたことがあり、予想外の出来事ではなかったという。

しかしアーサーとカーティスがどうやって卵を手に入れたのかは不明。巣の中に放置されていた卵を見つけて面倒を見るようになったのだろうと飼育員は推測し、「鳥類はフラミンゴやペンギンなどの種で同性のペアができることは知っていたので、衝撃ではなかった。ただ、予想していなかったので少し驚いた」と話している。

ペイントン動物園では過去にオス同士のペアは確認されていたが同性のペアが卵を孵化させたのは今回が初めてのケースとなった/Wild Planet Trust
ペイントン動物園では過去にオス同士のペアは確認されていたが同性のペアが卵を孵化させたのは今回が初めてのケースとなった/Wild Planet Trust

フラミンゴのつがいは繁殖期になると一緒に過ごす時間が長くなり、2羽が共同で巣を選んで、卵があってもなくても交代で泥を積み上げた巣の上に座るようになる。しかし今年アーサーとカーティスが選んだ巣には、卵があった。2羽のオスが共同で卵を孵化させることはまれだが、ほかの動物園でも例はある。

アーサーとカーティスのヒナにはまだ名前がついていない。生後約1カ月で元気に育っている/Wild Planet Trust
アーサーとカーティスのヒナにはまだ名前がついていない。生後約1カ月で元気に育っている/Wild Planet Trust

アーサーとカーティスのひなは生後約1カ月で名前は未定。元気そうな様子で「両親は非常にうまくやっている」と飼育員は言う。同じ年頃のヒナたちと一緒に飼育舎の中を探検して回っているが、今も餌をねだりにカーティスとアーサーの所へ戻ってくる姿が見られる。

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