強力な太陽フレア発生、北米で色鮮やかなオーロラ観測か 通信障害も

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5月10日、米オレゴン州のコロンビア川峡谷上空に現れたオーロラ/Mathieu Lewis-Rolland/Getty Images/FILE

5月10日、米オレゴン州のコロンビア川峡谷上空に現れたオーロラ/Mathieu Lewis-Rolland/Getty Images/FILE

(CNN) 米アラバマ州やカリフォルニア州北部では10日夜、強力な太陽フレアやコロナ質量放出の影響で、色鮮やかなオーロラが観測される可能性がある。米国立気象局の宇宙予報センターが明らかにした。

宇宙予報センターの当局者によると、この強力な太陽嵐は5段階でレベル4に位置付けられ、通信や送電網、人工衛星の運用に支障が出る可能性もあるという。

米東部時間の10日早朝から正午の時間帯に地球に到達する見通しで、その影響は11日いっぱい続く可能性がある。

嵐の強力さや全容については、地球から160万キロの距離を周回する深宇宙気候観測衛星(DSCOVR)や先進組成探査機(ACE)に到達するまで分からない。地球に向かう移動速度は時速約400万キロを超える。

DSCOVRとACEは太陽嵐のスピードや磁力を測定する。宇宙予報センターの調整役を務めるショーン・ダール氏は9日の記者会見で、太陽嵐が地球に届くのは、両観測機に到達してから15~30分後になる見通しだと説明した。

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