強力な太陽フレア発生、北米で色鮮やかなオーロラ観測か 通信障害も

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米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星SDOが捉えた太陽フレアの様子/SDO/NASA

米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星SDOが捉えた太陽フレアの様子/SDO/NASA

太陽からは今週、「Xクラス」に分類される最強水準の太陽フレアが放出された。これと時を同じくして、8日にはコロナ質量放出も起きた。

コロナ質量放出とは、プラズマと呼ばれる巨大なイオン化ガスの雲や磁場が太陽の外側の大気から放出される現象を指す。これが地球に向かうと「磁気嵐」を引き起こし、地球の磁場は大きな混乱に陥る。

宇宙予報センターによると、「磁気嵐は地球近傍軌道や地表のインフラに影響を与える可能性がある」という。

これを受け、同センターは連邦緊急事態管理庁(FEMA)や北米の送電網、人工衛星の運営者に混乱へ備えるよう呼び掛けている。

歴史的にみると、G4の磁気嵐は太陽サイクルの中では珍しくないが、今年5月10日発生したような極端に強力なG5の嵐は非常にまれだと、ダール氏は指摘する。今回の新たな嵐がG5になる可能性は25%だという。

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