米アップル、マララ基金支援へ 女子教育の拡大で提携

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アップルのティム・クックCEO(左)とマララ・ユスフザイさん

アップルのティム・クックCEO(左)とマララ・ユスフザイさん

ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは23日までに、パキスタン出身のノーベル平和賞受賞者、マララ・ユスフザイさんが設立した「マララ基金」への支援を発表した。

発表によると、マララ基金はアップルの支援により、インドや中南米で女子の中等教育に提供している資金の件数を2倍に増やすことができる。対象の女子生徒を10万人以上に拡大することが当面の目標だという。

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は21日の声明で、「教育は平等をもたらす大きな力だと確信している。全ての女の子に学校へ行く機会を与えるというマララ基金の趣旨を共有する」と語った。

アップルからの支援金は同基金のテクノロジーや教育プログラム、政策研究の強化にも活用される。具体的な金額は公表されていないが、クック氏は同基金を率いる評議会のメンバーに加わる。

ユスフザイさんは声明で 同社はこれまで世界中で人々の教育と地位向上に貢献してきたと評価し、「アップル社が女子に投資する価値をご存じだということ、全ての女の子が恐れることなく学び、先頭に立てるよう、マララ基金と力を合わせて闘ってくださることに感謝します」と述べた。

ユスフザイさんは2012年にパキスタンで反政府勢力タリバーンの銃撃を受け、奇跡的な回復を遂げた。13年にマララ基金を設立し、14年に史上最年少でノーベル平和賞を受賞した。

25日にはスイスでの世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で演説する予定だ。

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