トランプ氏主治医が海軍少将に昇進へ、健康診断で失笑も
ワシントン(CNN) 米国防総省は23日、トランプ大統領の主治医であるロニー・ジャクソン博士(海軍准将)を海軍少将に昇進させる人事案を発表した。
トランプ氏の承認を受けた昇級で、昇給も伴う。ジャクソン准将はこれまで米大統領3人に仕えてきた。
ただ、今年の初期にトランプ氏の初の健康診断結果を記者団に明かした際、「信じられないほどの遺伝子を保有」し、全般的に良好な健康状態にあると説明し、失笑も買う場面もあった。「これまでの20年間余、より健康的な食事に努めていたら200歳まで生きられる可能性があったとも大統領に告げた」とも述べていた。
医療専門家が同准将のこの発言を疑問視する意見も一部出ていた。トランプ氏の肥満度指数は危険なほどに肥満の水準に近く心臓関連疾病の恐れもあるとし、良好な健康状態との診断に異議をはさんでいた。
ジャクソン准将は1995年にテキサス大学医学部を卒業。2005年には外科緊急治療班の一員としてイラク軍事作戦にも従軍した。まだイラクにいた06年にホワイトハウス付きの医師に指名され、オバマ前大統領が主治医に任命していた。