通勤バスが歩行者通路に突入、少なくとも4人死亡 モスクワ
(CNN) ロシアの首都モスクワ市内で25日、通勤バスが地下の歩行者用通路に突っ込み、国営タス通信によると歩行者少なくとも4人が死亡、11人が負傷した。ロシア政府系メディア、スプートニクは死者5人、負傷者15人と報じている。
タス通信によれば、バスは現地時間の午後3時50分ごろ、地下鉄駅近くの通路に突入した。
国営メディアが伝えた映像には、バスが通路への階段を猛スピードで下り、歩行者らをはねてようやく停止するまでの様子が映っている。
警察はバスの運転手を拘束したが、当局は故意の攻撃ではないとの見方を示す。運転手の運転ミスまたはバスの故障だった可能性が検討されているという。
スプートニクが捜査当局の話として伝えたところによると、運転手はバスが停留所から突然走り出し、ブレーキが故障して止めることもできなかったと話している。
一方で製造元のGAZグループは、運転手がブレーキをかけなかった可能性が高いと主張している。