中国人ドライバーがF1の公式走行に初出場、イタリアGP
(CNN) 自動車レース、フォーミュラワン(F1)に参戦するHRTは6日までに、イタリア・モンツァで7日に開幕する今季第13戦のイタリア・グランプリ(GP)のフリー走行に中国人ドライバーのマ・チンホア(24)が出場すると発表した。
正ドライバーのナレイン・カーティケヤン(インド)の代理で、F1の公式走行に中国人ドライバーが起用されるのは初めて。ただ、マ・チンホアは9日の決勝などには出場しない。
マ・チンホアはF1の公式サイトで「F1ドライバーになる夢の実現へ向けた重要な1歩」と抱負を語った。F1への参戦資格となる国際自動車連盟(FIA)のスーパーライセンスは今年の試験走行などに参加して獲得している。
マ・チンホアは以前、ルノーに所属しF3などで腕を磨いてきた。昨年は中国のツーリングカー選手権で優勝している。
フリー走行でのマ・チンホア抜てきについてHRTのルイス・ペレスーサラ最高責任者は、高い適用能力を持ち、速くかつ安全なドライバーとしての適性を示したと話している。
同チームのもう1人の正ドライバーはスペイン人のペドロ・デ・ラ・ロサ。HRTは今季、ドライバーやコンストラクター両部門で獲得ポイントはまだない。レースでの最高順位は13位となっている。