プエルトリコの元世界王者ボクサー、銃撃受けて脳死状態に
(CNN) 米自治領プエルトリコで顔を撃たれて意識不明の元3階級世界王者ボクサー、ヘクター・カマチョさん(50)が入院先の病院で脳死の宣告を受けた。
カマチョさんは20日、プエルトリコのバヤモンで車内にいたところ、顔を銃撃された。病院に運ばれた後も意識不明の状態が続いていて、22日に医師が脳死状態であることを発表した。警察によると、カマチョさんは銃撃された時、助手席に座っていた。車の運転手は2回撃たれて死亡した。警察によると容疑者は男2人。
カマチョさんの母は23日、カマチョさんの生命維持装置を外すかどうかの決断を24日にも下すつもりだと述べた。
カマチョさんの母は23日夜記者団に対し、「私にとって息子はもう生きていない」と述べ、最終決断は自分が下すと話した。一方でカマチョさんの息子のひとりは、カマチョさんはまだ生きており、「最後まで戦う」と述べた。