CLと欧州リーグの一本化案が浮上、クラブとUEFA協議
(CNN) サッカーの一流クラブが加わる欧州クラブ協会(ECA)は28日、チャンピオンズリーグ(CL)と欧州リーグの統合など欧州規模で開く国際大会の改革案に関する初期段階の意見交換を欧州サッカー連盟(UEFA)と始めたことを明らかにした。
改革案として欧州リーグを廃止し、CLの本大会の参加クラブ数を現行の32から倍の64に拡大するアイデアなどが浮上している。
ECAの広報担当者は声明で、協議は今後も続くとし、2015~18年の大会での改革導入を視野に入れていると述べた。UEFAのプラティニ会長もフランス紙に協議の事実を認め、14年に決定を下すと述べた。
欧州サッカー界では、クラブ王者を競うCLが最高峰の大会と位置付けられ、欧州リーグは下位の大会と受け止められている。優勝チームの賞金額も大差があり、CLは4900万英ポンド(約64億円)で欧州リーグは850万ポンド。UEFA杯に代わった欧州リーグは09年に誕生していた。
また、欧州リーグでの試合回数が概して多いことから、トップクラブは国内リーグで上位に入りCL参加の獲得を目指す傾向が強い。CLと欧州リーグの統合案はこれらの欠点を解消する狙いがあるとみられる。