ヘクター・カマチョさん死去、ボクシング元3階級王者
(CNN) プロボクシングの元3階級世界王者ヘクター・カマチョさんが24日、入院先の病院で死去した。50歳だった。カマチョさんは20日、故郷であるプエルトリコのバヤモンで車内にいたところ、通りすがりの男に銃撃された。
22日に脳死を宣告され、生命維持装置を付けていたが、心臓発作を発症した後に生命維持装置が外され、24日午前1時45分に死亡が宣告されたという。
警察によると、カマチョさんは車の助手席に座っているところを襲われた。また運転席にいたカマチョさんの友人も2回撃たれ、死亡した。容疑者は男2人で、現在、警察が行方を追っている。
カマチョさんは1980年代に活躍。シュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュラン、オスカー・デ・ラ・ホーヤ、フリオ・セサール・チャベス、フェリックス・トリニダードといった偉大なボクサーたちと名勝負を繰り広げた。
スーパーライト級、ライト級、ジュニアウェルター級の3階級で世界王者となり、通算成績は79勝6敗3分。