NYCマラソンの参加料払い戻し、出場権確保の選択肢も
(CNN) 米東海岸を襲った温帯低気圧「サンディ」の影響で中止になったニューヨークシティーマラソンの主催者が20日、申込者から受け取った参加料を払い戻すと発表した。
主催団体のニューヨーク・ロードランナーズは、今回は「特異な状況」だったとして、参加料の返金を決めた。2012年大会の参加料は同団体の会員が216ドル、海外からの参加者は347ドル。このうち手数料の11ドルを差し引いた全額を払い戻す。
払い戻しの代わりに、来年以降の3年間に開かれる大会のうちいずれか1回の出場権を確保できる選択肢と、3月に開かれるニューヨークハーフマラソンの出場権を確保できる選択肢も用意した。ただしこの場合、12年大会の参加料の払い戻しが受けられないだけでなく、出場権を確保した大会のために改めて参加料を払う必要がある。申し込みの締め切りは1月25日。
同団体のフェイスブックには、1回の大会に参加するために2回も料金を取るのは不当だと反発する声も寄せられている。
11月4日に予定されていた今年の大会は、ニューヨークとニュージャージーがサンディに直撃されて大きな被害が出た直後だったことから、42年の大会史上初めて中止になった。