南米沖でイタリア機不明 「ミッソーニ」経営者夫妻が搭乗
(CNN) 南米ベネズエラ沖で4日、イタリアのファッションブランド「ミッソーニ」の経営者ビットリオ・ミッソーニ氏(58)ら6人を乗せた小型機が消息を絶った。
ベネズエラのレベロル内相が発表したところによると、小型機は同日朝、カリブ海のリゾート、ロスロケス諸島を出発し、約145キロ離れた首都カラカスへ向かっていた。イタリア人観光客4人と正副操縦士が搭乗していた。
ミッソーニ氏は創業者オッタビオ・ミッソーニ氏の長男で、2人のきょうだいとともに経営を引き継いでいる。ミッソーニ社によれば、同氏の妻も同乗していた。
イタリア外務省はベネズエラ当局に、捜索に全力を挙げるよう要請した。
ミッソーニは1953年創業、60年代末からミラノに本社を置く高級ファッションブランド。幾何学模様のニットウエアで知られ、近年は日用品や香水、ホテルチェーンにも事業を拡大している。年間の売上高は7500万~1億ドルと推定される。