開幕目前のスーパーボウル 勝利には「神の助け」が必要?
現地時間3日(日本時間4日)に開催されるスーパーボウルでは、ナショナル・カンファレンス(NFC)覇者のサンフランシスコ・フォーティナイナーズとアメリカン・カンファレンス(AFC)のボルチモア・レーベンズのどちらかが、恩恵を得られそうな兆しはあるだろうか。
いずれのチームのスター選手も、神様との強い絆を公言している。とはいえ、神様に対する信仰心だけで、チームが勝利を収められると証明されているわけではない。あつい信仰心で知られるティム・ティーボウ選手に聞いてみるといい。ティーボウ選手はスーパーボウルをテレビ観戦しているだろう。
過去の成績を振り返れば、何か兆しがつかめるかもしれない。
レーベンズは、2000年シーズンに1度、スーパーボウルに出場しており、このときは優勝している。優勝回数は1度きりだが、ここ最近はプレーオフの常連だ。
一方、フォーティナイナーズは、1995年以降、王者になっていないものの、80年代から90年代にかけてタイトルを5度も獲得している。
信仰心があつい人間からすると、実際には神様がどちらのチームを勝たそうかなんて気にしていないと思いたい。神様が試合を観戦していたから、願いが聞き届けられなかったなんて考えたくもない。神様には、試合の点差よりも、もっと大きな挑戦に対して助けを必要としている人たちに目を向けてほしい。
結局、フォーティナイナーズのQBコリン・ケイパーニックの次の言葉が的を射ているといえるかもしれない。
「神様がいずれかのチームを応援しているとは思わない。神様は全ての人々を手助けしており、ただ全員が無事でいられるようにしようとしている」