大リーグ・シリング元投手の「血染め靴下」、860万円で落札
ニューヨーク(CNN) 米大リーグのカート・シリング元選手が2004年のワールドシリーズではいていた「血染めの靴下」がニューヨークで競売にかけられ、9万2613ドル(約860万円)で落札された。
落札されたのは、ボストン・レッドソックスの投手だったシリング元選手が2004年のワールドシリーズ第2戦ではいていた白いチューブソックス。23日のオークションに出品された。この時のシリング元選手は足首を負傷しており、靴下には血の染みが残っている。
シリング選手はこの5日前にもアメリカンリーグ決勝で宿敵ニューヨーク・ヤンキース相手に登板。靴下を血に染めながらヤンキースを下し、ワールドシリーズ進出を決めた。
同年のレッドソックスのワールドシリーズ制覇は、往年の名選手ベーブ・ルース(愛称バンビーノ)をヤンキースに放出して以来、何十年も続いて来た「バンビーノの呪い」がついに破られたとして話題になった。
靴下を落札したピート・シーガルさんは、野球関連のコレクションを多数収集しており、バンビーノの呪いの発端となったベーブ・ルース移籍時の契約書も10年ほど前に入手したという。いずれこうした品目を集めて野球史博物館を開設したいと話している。