ハリウッドの大物俳優結集、「核兵器ゼロ」訴える動画公開
ロサンゼルス(CNN) オバマ米大統領が4年前に掲げた「核なき世界」の目標を思い出して――。ハリウッドの大物俳優が結集し、核廃絶に向けた世界の結束を訴える動画を公開した。
この動画は主要8カ国(G8)首脳会議の場で17日に行われるオバマ大統領とロシアのプーチン大統領との首脳会談を前に、核廃絶を訴える米団体の「グローバル・ゼロ」がサイトで公開した。同団体の創設者には、ヘーゲル米国防長官も名を連ねている。
動画には、アカデミー賞受賞俳優のマイケル・ダグラスをはじめ、マット・デイモン、モーガン・フリーマン、ウーピー・ゴールドバーグ、クリストフ・ヴァルツ、ロバート・デ・ニーロなどの大物俳優が出演する。
冒頭でまず、オバマ大統領が2009年4月5日にチェコの首都プラハで行った演説をそのまま引用。「世界の平和と安全に向けた米国の貢献を明言する」というオバマ大統領の声に、ダグラスの「核なき世界を」という音声がかぶさり、ナオミ・ワッツもそれを復唱する。
続いてそれぞれの俳優が、オバマ大統領の言葉を続ける。「これは世界中の人にとっての問題だ。こうした兵器の拡散は止められないと論じる人もいるだろう。しかしそうした運命論こそが大敵だ」「人類の運命は私たちがつくるもの。希望を礎にして分断に橋を架け、この世界をさらなる繁栄そして平和へと導く責任を受け入れよう」と訴える。