メッシ選手に脱税疑惑、本人否定 スペイン検察が告発
(CNN) サッカーのスペイン1部リーグの強豪バルセロナに所属するスーパースター、リオネル・メッシ選手(25、アルゼンチン)に脱税の疑いが浮上し、スペイン検察当局が調べていることが13日までにわかった。
同選手は12日、交流サイト「フェイスブック」で疑いを全面否定する声明を発表。「メディアを通して初めて知り、驚いている。いかなる違反行為も犯していない」などと主張した。納税は税理士の助言に従い行っているとも述べた。
バルサはコメントを拒否している。
CNNが入手した検察提出の法廷文書によると、メッシ選手と父親ホルヘ・オラシオさんは2006~09年の間、不正な納税申告を行い500万米ドル(約4億7500万円)以上脱税した疑いがある。同選手の肖像権を海外の企業に売却した形にして納税を逃れたとみている。
メッシ選手は国際サッカー連盟(FIFA)などの年間最優秀選手にこれまで4度輝いている。米経済誌「フォーブス」によると、世界で最も高給なスポーツ選手の1人で、バルサでの年俸は2000万ドル以上。さらに、スポーツ用品メーカー大手アディダスなどと結ぶスポンサー契約で約2100万ドルの所得があるとされる。フォーブスのスポーツ選手の長者番付では10位となっている。