ナダル、スペイン勢対決制し4大大会12勝目 全仏テニス
(CNN) テニスの4大大会第2戦、全仏オープンの男子シングルス決勝が9日、パリのローランギャロスで行われ、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)が同じくスペインの第4シード、ダビド・フェレールを6-3、6-2、6-3のストレートで下し、史上初の同大会8度目の優勝を果たすとともに、4大大会通算12勝目を挙げた。
第2セットの途中、白いマスクをかぶり、上半身裸の男が発煙筒を持って乱入し、ナダルに数メートルまで迫るアクシデントがあった。男はすぐに警備員に取り押さえられたが、プレー再開後も赤い煙がコート内に漂っていた。
男子で同一の4大大会8勝は、ロジャー・フェデラーとピート・サンプラスがウィンブルドンで挙げた7勝を抜き、史上最多となる。
ナダルはひざのけがで8カ月間の戦線離脱を余儀なくされ、今年2月に復帰したばかりだった。試合後、ナダルは「この1勝は特別な勝利」と述べ、「この1年つらいこともあったが、家族や理学療法士のサポートがなければこの勝利はありえなかった。こんな喜びを味わえるとは思ってもいなかった」と興奮気味に語った。