セリーナがシャラポワ下す、11年ぶり優勝 全仏テニス
(CNN) テニスの4大大会第2戦、全仏オープンの女子シングルス決勝が8日、パリのローランギャロスで行われ、第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が昨年の覇者で第2シードのマリア・シャラポワ(ロシア)を6-4、6-4のストレートで下し、2002年大会以来2度目の優勝を果たすとともに、4大大会通算16個目のタイトルを手にした。
ウィリアムズは試合後、満員の観客に向かって、フランス語で「大変緊張したが、優勝できてうれしい」と述べ、さらに「10歳の時から、ここで優勝し、観客の皆さんにフランス語で喜びを伝えるのが夢だった」と語った。
31歳と247日での優勝は、1968年にこの大会がオープン化されて以降、86年大会で同じく31歳で優勝したクリス・エバート(米国)を抜き最年長記録となる。
ウィリアムズは、最近行われた4つの4大大会で3勝を挙げている。4大大会3連勝を目指して挑んだ今年1月の全豪オープンでは、準々決勝で同じ米国のスローン・スティーブンスにまさかの敗北を喫した。
一方、男子は、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)が準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下し、決勝進出を決めた。ナダルは9日に行われる決勝で、大会最多8回目の優勝をかけ、同じくスペインのダビド・フェレールと対戦する。