「M・ジャクソンは2カ月間熟睡していなかった」専門医が証言
ザイスラー博士によると、ラットの実験結果を人間に当てはめると、ジャクソンさんはプロポフォールの投与開始後80日以内に死亡していたことになるという。マレー医師は警察に、ジャクソンさんへのプロポフォールの投与を中止したのは、ジャクソンさんが亡くなる3日前の2009年6月22日だと述べている。
ジャクソンさんの親族は、過失致死の罪に問われたマレー医師を雇用し、監督する立場にあったAEGライブがジャクソンさんの死に責任があるとして、同社を訴えている。親族らは、マレー医師はAEGライブから圧力をかけられ、ジャクソンさんに体の不調を示すさまざまな症状が見られたにもかかわらず、ジャクソンさんをコンサートのリハーサルに向かわせたと主張している。
一方、AEGライブの弁護士は、マレー医師を選択、雇用、監督していたのはジャクソンさん自身で、同社の幹部らは、ジャクソンさんの自宅で行われていた危険なプロポフォールの投与について知るすべはなかったとしている。