女性の教育権を守れ! パキスタンに「正義の味方」が登場
ブルカが体を隠すことで、その女性に対し、欲望の対象ではなく人間として接することが出来るようになるというわけだ。
主人公がブルカを身に付けることになった経緯について尋ねると、ハルーン氏は「主人公は抑圧されているからブルカを身にまとっているわけではない。バットマンやキャットウーマンのようなスーパーヒーローが自分の正体を隠すためにコスチュームを身につけるのと同じように、ブルカで正体を隠すことを選んだから、ブルカを身にまとっている」と説明した。
ハルーン氏はまた、ブルカを見にまとうことで、主人公の女性もイスラム教徒であることを示していると指摘。「主人公の女性はイスラム教の全てのよいものや、平等や女性の権利、教育、平和といった真のイスラムの価値観を体現している」と述べた。
物語は全13話を予定。女性の教育を受ける権利以外にも、差別や子どもの労働、宗派間抗争、電力不足、環境保護といったパキスタンに影響を及ぼしているさまざまな問題も物語に盛り込まれるという。